Trezorはチェコの企業SatoshiLabsが開発したハードウェアウォレットで、暗号資産業界初の商用ハードウェアウォレットです。オープンソース設計と卓越したセキュリティで知られ、数千の暗号資産をサポートしています。この記事では、開封から日常使用までの完全な設定プロセスを詳しく解説します。
Trezorにはどのモデルがありますか?
Trezorは現在、以下の主要モデルを提供しています:
- Trezor Model One:クラシックなエントリーモデル、2つのボタン操作、約69ドル、1,000以上のトークンをサポート
- Trezor Model T:タッチスクリーン操作、より多くのコインと機能をサポート、約219ドル
- Trezor Safe 3:最新モデル、セキュリティチップをアップグレード、約79ドル
- Trezor Safe 5:最新フラッグシップ、カラータッチスクリーン、約169ドル
初心者にはコストパフォーマンスが最も高いTrezor Safe 3をお勧めします。
Trezorウォレットの初期化手順は?
ステップ1:準備
- 公式サイトtrezor.ioからTrezorデバイスを購入
- 届いたら梱包シールが無傷であることを確認
- パソコンを準備(Windows/macOS/Linuxすべて対応)
- シードフレーズを記録するための紙とペンを準備
ステップ2:Trezor Suiteをダウンロード
Trezor SuiteはTrezorの公式管理ソフトウェアです:
- trezor.io/trezor-suiteにアクセス
- お使いのOSに対応するバージョンをダウンロード
- インストールしてTrezor Suiteを開く
- ブラウザ版 suite.trezor.io も使用可能
ステップ3:デバイスの接続とファームウェアのインストール
- USBケーブルでTrezorをパソコンに接続
- Trezor Suiteがデバイスを検出
- 新しいデバイスの場合、まずファームウェアをインストールする必要がある
- 「Install firmware」をクリック
- ファームウェアのインストール完了を待つ(約1〜2分)
- インストール後にデバイスが再起動
ステップ4:新しいウォレットを作成
- 「Create new wallet」を選択
- システムがシードフレーズを生成
ステップ5:シードフレーズのバックアップ設定
Trezorはデフォルトで12語のシードフレーズを生成(24語も選択可能):
- デバイスの画面にシード単語が1つずつ表示される
- 紙とペンで順番に各単語を記録
- 記録後、デバイスが検証を求める
- プロンプトに従って正しい単語を選択し、検証を完了
ステップ6:PINコードの設定
- Trezor SuiteがPINコードの設定を促す
- デバイスの画面にランダムに配置されたテンキーが表示される
- デバイスの画面に表示された数字の位置に合わせてパソコンの画面をクリック
- PINを確認(2回入力)
- PINの長さは最低6桁を推奨
このランダムなテンキー設計により、パソコンの画面が録画されていても、攻撃者はPINを特定できません。
ステップ7:デバイスに名前を付ける
Trezorデバイスに名前を付けます(例:「My Trezor」)。複数のデバイスを区別するためです。名前を付けたら、初期設定は完了です。

Trezor Suiteで資産を管理する方法は?
暗号資産アカウントの追加
- Trezor Suiteを開く
- Trezorデバイスを接続してロック解除
- 左側の「+」をクリックしてアカウントを追加
- 暗号資産のタイプを選択(Bitcoin、Ethereumなど)
- 追加を確認
暗号資産の受け取り
- 対応する暗号資産アカウントを選択
- 「Receive」をクリック
- Trezor Suiteが受取アドレスを表示
- Trezorデバイスでアドレスが正しいことを確認
- Binance公式サイトや他のウォレットからこのアドレスに送金
暗号資産の送金
- 対応する暗号資産アカウントを選択
- 「Send」をクリック
- 送信先アドレスと金額を入力
- 手数料レベルを設定
- Trezorデバイスでトランザクションの詳細を確認
- 確認後、トランザクションが送信される
Trezorの隠しウォレット機能とは?
Trezorにはユニークな「パスフレーズ」機能があり、同じシードフレーズ上に隠しウォレットを作成できます。
仕組み
- シードフレーズ + 空のパスフレーズ = 標準ウォレット
- シードフレーズ + カスタムパスフレーズ = 隠しウォレット
異なるパスフレーズごとに完全に異なるアドレスとアカウントが生成されます。誰かがシードフレーズを入手しても、パスフレーズなしでは隠しウォレットにアクセスできません。
使用ケース
- 脅迫された場合、標準ウォレット(少額の資産のみ)だけを公開し、主要な保有資産を含む隠しウォレットを保護できる
- 異なる用途のために独立したウォレットスペースを作成

TrezorをMetaMaskに接続する方法は?
- MetaMaskを開く
- アカウントアイコン → 「Connect Hardware Wallet」をクリック
- 「Trezor」を選択
- プロンプトに従ってTrezorデバイスで接続を確認
- MetaMaskにインポートするアカウントを選択
- 接続完了
接続後、MetaMaskを通じて様々なDAppを使用でき、すべてのトランザクションはTrezorデバイスでの物理的な確認が必要です。
セキュリティに関する注意
Trezorの設定と使用時には、以下のセキュリティプラクティスに従ってください:
- 公式サイトからのみ購入する:trezor.ioが唯一の公式購入チャンネル
- ファームウェアの整合性を確認:初回接続時にTrezor Suiteがファームウェアが公式版かどうかを検証
- 事前設定されたシードフレーズを使用しない:新しいデバイスに事前記録されたシードフレーズが付属していた場合、そのデバイスは危険
- 簡単なPINを使用しない:1234や0000などの推測されやすいPINは避ける
- シードフレーズをオフラインで保管する:シードフレーズをパソコンやスマートフォンに入力しない
- ファームウェアを定期的に更新する:Trezor Suiteを通じてデバイスファームウェアを更新し、セキュリティパッチを取得
TrezorとLedger、どちらが良いですか?
両方とも優れたハードウェアウォレットです。Trezorの利点は完全なオープンソースとより使いやすいインターフェース、Ledgerの利点はより高い認証レベルのセキュリティチップとより広いコインサポートです。選択は個人の好みによります。
Trezorデバイスが壊れたらどうなりますか?
デバイスの故障は資産の安全性に影響しません。シードフレーズがあれば、新しいTrezorを購入してシードフレーズで復元するか、BIP-39標準に対応した他のウォレットにインポートできます。
TrezorのPINを忘れたらどうなりますか?
PINの入力を一定回数間違えると、デバイスがワイプされます(すべてのデータが消去)。その場合、シードフレーズを使用してデバイスを再設定する必要があります。これがシードフレーズのバックアップが非常に重要な理由です。
TrezorがサポートするOSは?
Trezor SuiteはWindows 10以上、macOS 12以上、主要なLinuxディストリビューションをサポートしています。どのシステムでもブラウザ版を使用できます。Binance公式アプリ、AppleユーザーはiOSインストールガイドを参照、OTGケーブルで接続して使用可能です。
Trezorは何種類の暗号資産を保管できますか?
Trezor Model Oneは1,000以上の暗号資産をサポートしています。Trezor Model TとSafeシリーズはさらに多くをサポートしています。完全なサポートリストはtrezor.io/coinsで確認できます。